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評価:
桜木 紫乃
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,575
(2011-11-29)
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月明かりの晩、よるべなさだけを持ち寄って肌をあわせる男と女。傷はいつしかふさがり、ふたたび生まれかわるだろう―。死の淵の風景から立ちあがる生の鮮やかなきらめきの瞬間を情感豊かにつむぐ、今注目の著者による傑作小説。 (データーベースより)
はじめの「十六夜」は苦手な内容だったのでその後にどうつながっていくかと不安だったんだけど、
読み進むうちにどんどん美和という人がどいう立場でどういう風に感じているのかがちょっとわかってきてなるほどねーという感じだった。
美和という人と鈴音を中心に周りの人たちの不安と諦めと希望を書きこまれていて良い展開になっていた。
それぞれに想うところはあっても寄り添って歩いていく未来に希望が見えてくるようでよかった。